当院では経鼻接種のインフルエンザワクチン(フルミスト®)を実施しております。

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フルミストとは?

フルミストは鼻にミスト状にワクチンを噴霧することで接種できる新しいワクチンです。
特徴は注射による痛みがないことです。注射による痛みが怖いお子様におすすめです。
また、12歳以下のお子様は、注射によるワクチン投与は2回必要でしたが、フルミストの投与は1回のみで済むため、通院の負担も軽減されます。

経鼻ワクチンと注射ワクチンの違い

経鼻ワクチン(フルミスト®)注射ワクチン
対象年齢2歳から18歳6か月以上
投与方法両鼻腔に1回ずつ噴霧皮下注射
投与回数1回13歳以上 1回
12歳以下 2回
効果接種後2週間ほどから免疫効果が現れ、約6か月から1年持続接種後2週間ほどから免疫効果が現れ、約5か月間持続
メリット注射が苦手なお子様でも接種しやすい
1回で接種が完了
6か月以上の赤ちゃんから高齢者まで幅広く接種可能
デメリット鼻水や咳などの風邪のような副作用が出る場合がある。
2歳から18歳までしか国内認可されていない
費用が注射に比べて高い
注射による痛みが伴う
注射部位が腫れたり、赤くなったりする場合がある
12歳以下のお子様は2回接種が必要
費用8,000円 / 回3,500円 / 回
北秋田市の補助2~12歳の方のみ 3,000円

自己負担 5,000円
対象の方 1,500円 /回

自己負担 最大3,000円
1回目 2,000円
2回目 1,000円
フルミスト接種後に、約半数の方に鼻水や咳、10%未満の方に発熱がみられる場合があります。
多くは軽度で、自然に改善されますが、症状が続く場合は、速やかに当院までご連絡ください。
また、接種後1週間程度は、インフルエンザの検査をすると陽性反応を示す可能性があります。
発熱等で他院を受診された際は、接種した旨をお伝えください。

フルミストは弱毒性インフルエンザワクチンであり、飛沫または接触によりワクチンウイルスの水平伝播の可能性があるため、
接種後1~2週間程度は、重度の免疫不全者との密接な関係を可能な限り避ける必要があります。
【接種にあたって注意が必要な場合】

・ゼラチン含有製剤、鶏卵、鶏肉等にアレルギーがある場合
・重度の喘息がある、もしくは喘鳴症状がある場合
・心臓血管系、腎臓、肝臓、血液などの基礎疾患がある場合
・けいれんの既往がある場合
・免疫不全の診断がされている場合、近親者が免疫不全で接触が頻回にある場合
・妊婦、妊娠予定がある場合(接種前1か月・接種後2か月の避妊が必要)
・授乳婦(接種後1-2週間は授乳を避ける)

上記に該当する方は接種に際して注意が必要です。あらかじめご相談ください。